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終わらない不幸についての話
［著：緒川千世］

「終わらない不幸についての話 」は「誤算のハート」というコミックのスピンオフ作品。

でも、前作「誤算のハート」を読んでなくても、普通に楽しめますのでご安心を。

もちろん、「誤算のハート」を読んだ方は、もっと深く胸が締め付けられるような感動を得られるとは思うけどね…


「終わらない不幸についての話 」は、「誤算のハート」の烏童兄が中学の頃に片思いしてた清竹との恋愛ストーリーを描いています。


烏童兄と清竹、偶然、合コンで再会しちゃいます。


初めては酔って寝てる清竹を烏童兄が襲うんだけど…、烏童兄が、自らアナルをほぐし始めちゃうんです？！

私が勝手にそう思い込んでいただけかもしれないけど、受けと攻めが逆だったってことたまにあるんですよね。

で、そん時って、すごいショック受けるんですよ、いろんな意味で…

「まさかの受けだったパターン」のときのそのギャップは感動を通り越して、狂喜乱舞？！

後で分かるんだけど、もともとは攻めだったぽい…てか、超絶ヤリチンだったんだって。
なのに、本命には掘られる側になるとか何それ萌える。

そして、兄が受けで弟が攻めってパターンは、私のツボにバッチシハマる、「クロネコ彼氏」のとこの兄弟もそうだッタしね。

てか、片思いの相手を「起きないよな」ってヤっちゃうのはヤバイよねぇー

それも、車の中…カーセクだからね…

普通、起きるるでしょう？

寝てる間、勝手にチ◯コ使われちゃうって、そんなんアリ？

んで、起きた時の清竹の「ボケーーー」っとした顔、スッゲぇ―ワロたぁー



結局、付き合うことになって、烏童兄のバイト先のトイレでイチャイチャして、気分を盛り上げるだけ盛り上げて、ホテルで待ち合わせするんだけど、烏童兄、ドタキャンしちゃうってどーゆーことなのっ？

清竹、フル勃起して待ってんのにそりゃないでしょう？


しかし…

烏童兄はもう性格悪いとか面倒くさいとかを通りこして、病んでるね。

いつもはオラオラ言ってんだけど、かと思えば、急にポロポロ泣きだすとか…そうとうこじらせちゃってるって感じ。

でも、仲直りしにきた清竹に追いかけられて風呂場まで逃げるて体育座りしてるお兄ちゃんはメッチャ可愛かったけどね。


烏童兄って、こういう情緒不安定、挙動不審、二重人格キャラをちょいちょい挟んでくるから萌転がる。


初っ端の

「ケツ　かしな…」

はなんだったんだｗｗｗ


［真面目、器でかい、いいやつ」3拍子揃った清竹に、そのねじ曲がった性格を素直にしてもらってくださいなッて思ってたら、描き下ろしで、だいぶ清竹に調教されてる感じが見て取れて、

良かったぁ―、めでたし、めでたし

って思いましたね。

読み終わって、タイトルの”終わらない不幸”ってその意味が分かって、また、胸きゅん！

切ない…胸きゅんBLが大好物って方、もちろんエッチもガッツリありでおすすめです！


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終わらない不幸についての話
［著：緒川千世］
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